マレフィセント 声優としての大竹しのぶ [声優]

大竹しのぶはこの映画で声優やっていないだろう、と言われるでしょうね。
確かに配役はやっていませんが、気が付く人は気がつくはずです。
主題歌を歌っている日本人が大竹しのぶです。

ありそうに思いますけど、映画の主題歌は初めての仕事です。

CDをいくつも出していて、ミュージカルもやるけど、主題歌ははじめてです。

どういう発想でこの人に頼むことになったんでしょうか。

この人は「はじめての仕事」が結構好きな人で、あまり同じ役はやらないのですね。
純真そうに見えながら姉が代りに罪をかぶるのが平気な少女、なんて2度とやりません。

世に出たい精子の役というのもよろこんでやります。

設定ではなく、魔力で雷を呼びますが、これは2度だけやった。
1回目は桃井かおりと一緒にやらかして森田芳光監督が「魔女は2人いらない」といったエピソードがあります。

森田監督では「黒い家」というのがあって、あんな怖い映画は見たことがありませんでした。
家族に災害をもたらし保険を請求する女の話ですけど、そんな役は何度もやっているように見せて実はそんなものではない。
小林薫のやっている弁護士を色仕掛けでダマし殺してしまうけど、お話としてはわかる。

そのあとこういうことになるだろうな、こう滅びるのだろうなと枠をつくってみている。観客は。
映画の中のあちらの世界としてこちらは見ている。ところがそうではない。

まさか観客としてみているこちらに向かって色誘惑や殺されるという恐怖をぶつけると思わないから、本当に驚いた。
これは森田監督の脚本のマジックですけど、演者がうまくできなかったら茶番にすぎません。

乳房ほうりだして客席にむかって迫ってくるあの恐怖は、所詮娯楽の世界というお約束を破りました。

その女優が、映画の主題歌をやるのです。
そう思って聞いてみると、新しいことを確かにしていますよ。明らかに声優をやっています。



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